スマートフォンとのエコな向き合いかた

エコな使い方で得られるもの

スマートフォンは世代に関係なく、誰もが手にする生活必需品となりました。
しかし常に最新の情報やサービスを提供するスマートフォンは、強い中毒性もあわせもっています。

長時間のスマートフォンの利用は過剰な電力消費だけでなく、私たちの肉体と精神の消耗にもつながってしまいます。

この記事ではエコなスマートフォンの使い方を紹介していきます。
それによって以下の効果が期待できます。

• 環境汚染を軽減できる
• スマートフォンの本体寿命を延ばし、経済面でプラスとなる
• 時間の余裕が生まれ、より質の高い生活を得ることができる

このように地球環境の問題だけでなく、私たちの生活のクオリティを上げる効果もあります。
ぜひ最後までご覧ください。

スマートフォンを長く使う

スマートフォンの製造過程で多くのエネルギーが消費され、大量の温室効果ガスが排出されています。
デバイスをよりサステナブルに利用し、環境への影響を抑えることができます。
長期間スマートフォンを利用することで、経済面でのメリットもあります。

• スマートフォンを修理する
  • 故障してもすぐに廃棄や売却をせずに、修理が可能か調べてみましょう。
• ケースやフィルムで保護する
  • 衝撃からデバイスを守り、長く使えるようにしましょう。
• 定期的なメンテナンス
  • OSのアップデート、不要なデータの削除、物理的な清掃などによって
    スマホを長持ちさせることができます。
• 長期間のアップデートが保証させたスマートフォンを購入する
  • アップデートが終了したスマートフォンは、セキュリティの問題で使用できません。
    なるべく、アップデート期間が長いものを選択しましょう。

バッテリー寿命を延ばす

スマートフォンを長く使うことと同様に、環境や資源の消耗を軽減できます。

• 画面の明るさを下げる
  • 画面の明るさが高いほどバッテリーの消費が激しくなってしまいます。
    状況にあわせて適切に調整しましょう。
• 不要な通知を禁止する
  • 1件ずつはそれほどではなくても、通知の数が増えるとそれなりに消耗してしまいます。
    不要な通知はアプリの設定から禁止しましょう。
• 不要なアプリやバッググラウンド処理を停止する
  • 使っていないアプリも、裏でなんらかの処理をしている場合があります。
    そのため不要なアプリは削除したり、バックグラウンド処理を停止する必要があります。
• Wi-FiやBluetoothは使用時以外はオフにする
  • これらはオンにしていると、常にバッテリーを消耗します。
• バッテリーセーバーを使用する
  • バッテリー消費を抑えるための機能です。
    スマートフォンを利用していない間に利用しましょう。
    ただし、通知が送れるなど一部機能が制限されるので注意してください。
• 充電は20%から80%までを心がける
  • バッテリーが完全になくなったり、過充電するとバッテリーを痛めてしまいます。
• スマートフォンを過度な暑さや寒さの場所に持ち出さない
  • バッテリーは高温、低温に弱く、寿命を縮めてしまいます。
• 効率のいい充電を心がける
  • ワイヤレス充電は有線に比べて、充電の効率が悪い傾向があります。
    充電時間が長くなると、デバイスが熱をもつ時間が延びるため、バッテリーを痛めてしまいます。

リサイクルと再利用

スマートフォンの製造には、金・銀・銅といったレアメタルをはじめとした大量の資源が使われています。
これらの資源を再利用し、廃棄物や資源の採掘を減らすことができます。

• 中古のスマートフォンの購入
  • 中古品の購入によって、資源の節約に貢献できます。
• 古いスマートフォンをリサイクルする
  • 使い終えたスマートフォンは、携帯キャリアや専門の業者がリサイクルしてくれます。
    貴重な資源を無駄にすることなく再利用され、産業廃棄物を減らすことができます。
    スマホのリサイクルについては、この記事を参考にしてください。

データ通信量を節約

データ通信を節約して、ネットワークインフラへの負担を減らします。
これによりデータ処理にかかる膨大な電力を削減し、環境負荷を減らすことができます。

スマートフォンを、より安価なプランへの変更が可能になるため、経済的なメリットにもなります。

• 高画質、高音質設定を見直す
  • 画質や音質を調整して、データ通信量を抑えます。
• Wi-Fiを有効活用する
  • 可能な限りWi-Fiに接続することで、モバイルデータ通信量を節約できます。
• データセーバーの使用や、バックグラウンド処理を停止する
  • バッテリーの項目にもありましたが、これらはデータ通信量にも関わります。

さらに詳細な節約についてはこちらの記事を確認してください。

アプリによる仕事とプライベートの効率化

仕事や日々の生活の効率を上げることで、スマートフォンの稼働時間を減らし、時間に余裕をもつことができます。

タスク管理アプリとスケジュールアプリを取り入れて、無駄のない計画的な生活を送りましょう。

タスク管理アプリ

やるべきこと（タスク）をリスト化し、管理するためのアプリです。
全体像を視覚化し、優先度や状況を簡単に把握できます。

• Google ToDo リスト
  • シンプルで使いやすいインターフェース。
    Googleアカウントとの連携がスムーズで、他のGoogleサービスとの連携も可能です。
  • 機能はシンプルで、高度なプロジェクト管理には不向きな場合があります。
• Todoist
  • 高度な機能と柔軟性を持つタスク管理アプリです。
    プロジェクト管理、サブタスク、期限設定、ラベル付けなど、豊富な機能が搭載されています。
  • 初心者には、機能が多すぎて扱いが難しいかもしれません。
• Trello
  • カード形式のインターフェースで、視覚的にタスクを管理できるのが特徴です。
    カンバン方式という直感的なシステムを採用しており、とても扱いやすいです。
  • 無料プランだと便利な機能が制限されます。

スケジュール管理

日々の予定やタスクを効率的に管理するためのアプリです。
タスク管理アプリに比べ、予定やイベントをカレンダー形式で管理することに特化しています。

• Google カレンダー
  • Googleアカウントと連携したシンプルなカレンダーアプリです。
    イベントの作成、共有、通知などが可能。
  • チームでの共同作業機能にはあまり向いていません。
• TimeTree
  • 共有カレンダーに特化したアプリです。家族や友人とスケジュールを共有や調整に向いています
    デザインがシンプルで、使いやすいことも特徴です。
  • 広告がやや大きく、誤タップしやすい配置にあります。
• Lifebear
  • カレンダー、ToDo、メモ、日記を組み合わせたアプリです。
    見た目を変える、着せ替え機能が秀逸で、サンリオのマイメロディなど多数のテーマから選ぶことができます。
  • スケジュールの共有には向いていません。

Googleのアプリは無料でありながら、十分な機能があるので、まずはこれらから使ってみてもいいでしょう。
より高度な機能やデザイン性を求めるなら、その他のアプリを検討してみてください。

デジタルデトックス

スマートフォンは常にネットワークからパーソナライズされた情報が配信されます。

最新の情報を入手しようと稼働時間が増え続け、本体寿命が急速に減ってしまいます。
私たち自身も絶え間なく届く情報を処理できなくなり、心身ともに疲弊してしまうのです。

デジタルデトックスによって、スマホの稼働時間を減らし、健康的な生活が期待できます。

• オフラインの時間を増やす
  • スマートフォンの利用時間を減らして、読書や散歩などの活動を楽しみましょう。
• 使用時間を制限する
  • スマートフォンの使用時間を制限して、バッテリーの消耗をおさえます。
    また、身心ともに休息できます。
• 通知を減らす
  • 不要な通知を減らし、膨大な量の情報に終われないようにします。
    自分自身で情報を管理するようにしましょう。
• デバイスフリーゾーンをつくる
  • スマートフォンの使用を禁止、または制限する場所を作りましょう。
    デジタル依存症の予防や、健康面、精神面にプラスとなるでしょう。

まとめ

この記事では、スマートフォンの使い方を少し工夫するだけで、地球環境だけでなく、自分自身にとってもプラスとなることが分かりました。

スマートフォンとの付き合い方を見直すことは、私たち一人ひとりの小さな行動ですが、それが積み重なることで大きな変化を生み出すことができます。

この記事を参考に、自分にあったスマートフォンとの付き合い方を見つけてみてください。