初心者が覚えるべき10の用語を解説
スマホの用語はたくさんあって、何が何だか分からない!?
大丈夫!最初から全てを覚える必要はありません。
初心者が覚えるべき10の用語をピックアップしましたので解説していきます。
分かってるようで分かってない
そんな用語も分かりやすく解説するよ
OS
OS(Operating System)とはスマホの全ての処理に対して指示をだすシステムです。
OSは指揮官のようなもので、各部隊に命令をだして効率的に運営します。
どんなに高性能なスマホでもOSがなければ動きません。
スマホのOSは「Android」と「iOS」の2種類があります。
Android
AndroidはGoogleが開発したOSです。
AndroidはオープンソースのOSです。
これはGoogle以外の企業が自由に利用や改変などを行える仕組みです。
そのため多くのメーカーが参入しており、さまざまなAndroid搭載のスマホが開発されています。
各メーカーがAndroidをベースに独自のカスタマイズをしているのが大きな特徴です。
その独自性によってスマホの操作や仕様が異なることがあるのは、初心者にとっては難しい点でもあります。
Androidにはシステムアップデートと、セキュリティアップデートの2種類があります。
システムアップデートは、新機能やセキュリティを強化するためのアップデートです。
セキュリティアップデートは、OSの脆弱性を修正し外部からの攻撃を防ぐためのものです。
アップデートの保証年数は各メーカーごとに違いますが、おおよそでは2年~4年程度が多いです。
Androidは総じて自由でカスタマイズ性に富んだOSと言えるでしょう。
いろんなメーカーが開発してるんだね
iOS
iOSはAppleが開発したOSです。
iOSはApple専用なので、スマホではiPhoneシリーズにしか搭載されていません。
オープンソースのAndroidとは逆で、Appleのみが開発を行うクローズドなOSとなっています。
その分Androidに比べるとセキュリティ面が安定しています。
iOSはiPhone以外にiPad、iPod touchにも搭載されていました。
現在ではiPadはiPadOSに、iPod touchは生産終了となり、iOSはiPhone専用のOSとなりました。
iOSのアップデート期間はAndroidより長い傾向があります。
公式での発表はありませんが、5年以上はアップデートされることが多いです。
iOSは自由度は低いですが、安定しているのが特徴です。
iOSはiPhoneと専用だね
アップデート
システムアップデート、セキュリティアップデートともに非常に重要です。
サポートが切れたスマホは、セキュリティの穴をつかれてウィルスなどに感染するリスクが非常に高いです。
そうなる前にスマホの買い替えを検討してください。
スマホは値段だけでなく、アップデートの期間を確認して購入することお勧めします。
もしもサポートがきれたスマホを使う場合は、できるだけネット接続は避けましょう。
Android とiOSどっちがいい?
SoC
スマホの重要な機能を一つにまとめたチップです。System on a Chipの略称です。
SoCの機能
SoCは各社からさまざまなものが開発されています。
Androidには「Snapdragon」(スナップドラゴン)や「MediaTek」(メディアテック)などがあります。
iOSには「Apple Aシリーズ」があります。
AndroidのSoCの性能ですが名前だけでは判断できないことが多いです。
そのSoCを検索して調べましょう。
Snapdragonは「Snapdragon6 Gen1」の場合、Snapdragon6シリーズの1世代目という意味合いになっています。
iOSのSoCは数字が大きいほど高性能です。「Apple A15」と「Apple A16」ならA16が高性能です。
ROM
ROM(Reed Only Memory)はスマホのデータを長期的に保存する記憶装置です。ストレージとも呼びます。
画像や動画などのファイルを保存するのに使います。
容量の単位はGB(ギガバイト)で、64GBから512GBあたりまでが主流です。
1つの高画質の写真が約5MBだとすると、64GBのROMには約12,000枚の写真を保存できる計算です。
ただしスマホのROMが64GBだとしても、実際はOSなどのシステムファイルがはじめから容量をとっています。
そのため実際につかえるギガは思ったほど多くありません。
容量の多い動画撮影やゲームなどをするなら、ROMは128GB以上はあった方がいいでしょう。
ROMは後から変更できません。
購入の際には、よく考えて選択しましょう。
RAM
データを短期間だけ保存する記憶装置です。(Random access Memory)の略です。
RAMは同時に多くの作業を行うために重要な要素です。
アプリを同時に使用する際はもちろん、普通にスマホを使うにもRAMの性能で動作の快適度は変わります。
RAMが不足すると、アプリが強制終了したり、スマホの動作が重くなったりします。
2GBから8GBあたりが主流です。現在なら4GB以上は欲しいところです。
RAMは多くて困ることはないよ
解像度
解像度とは画面の細かさのことで、画面の鮮明さを決定します。
スマホの画面はたくさんの点の集まりで、この点を画素(ピクセル)といいます。
例えば「Google Pixel 8」の画像解像度は2400×1080です。
これは横に2400個と縦に1080個の点があることを示し、合計で約260万画素であることが分かります。
この画素数が多いほど、より鮮明で美しい画像となります。
スマホの性能を比較するときには注目するといいでしょう。
表示する画像や動画自体にも解像度があります。
画像ファイルの解像度が低いと、スマホの解像度が高くても画像は荒くなってしまいます。
カメラ
スマホに標準で取り付けられているカメラで、2種類のカメラとさまざまなレンズで構成されます。
インカメラはいわゆる「自撮り」の際に使う、内向きのカメラです。
アウトカメラは外向きのカメラで、インカメラより画質が高いです。
カメラのレンズには、標準、広角、超広角、望遠、マクロなどがあります。
レンズはエントリーモデルのスマホは最低限、ハイエンドモデルは複数のレンズが搭載されることが一般的です。
どれだけ鮮明で美しい写真が撮れるかは画素数で決まります。
画素もやはりハイエンドモデルほど高い数値になりやすいです。
ミドルレンジのスマホのカメラ。
メインの広角レンズと超広角/マクロレンズを搭載。
バッテリー
スマホに内蔵された電池のことで、スマホの稼働時間を決定します。
リチウムイオンを使った、2500mAhから5000mAhくらいが一般的なバッテリー容量です。
※mAh(ミリアンペアアワー)
バッテリーは充電するたびに劣化していきます。
バッテリー0%から100%までの充電を500回繰り返すと、初期容量の80%程度に劣化すると言われています。
バッテリーの寿命は使用頻度によりますが、1年半~2年と言われています。
スマホの電池は取り外しができず、交換する場合はメーカーなどに対応してもらう必要があります。
満充電や電池がきれたまま長期間放置すると、バッテリーが劣化するので注意が必要です。
高温や低温の環境もバッテリー劣化の原因となります。
丁寧に使えば長持ちするよ
SIMカード
SIMカードは通信事業者(auやドコモなど)との契約情報が入ったチップで、電話やネット接続に必要です。
契約内容とは「データ通信」と「音声通話」のことで、これらの情報が入ったSIMカードをスマホに取り付けることでインターネットや電話が使用できます。
詳細はこの記事にあります。
アプリケーション(アプリ)
アプリケーション(アプリ)とは、スマホで使えるさまざまな機能のことでソフトウェアともいいます。
アプリの例
アプリの料金
アプリストア
GoogleとAppleの公式のアプリストアのことです。
Androidは「Google Play ストア」iOSは「App Store」となっています。
どちらも厳しい審査に合格したアプリのみが登録されています。
たくさんのアプリがあるけど
GoogleとAppleが厳しくチェックしてるよ
アプリの購入方法
決済方法を登録していない場合は課金できません。
逆に誤って購入する心配もありません。
非公式のダウンロードサイト
公式のアプリショップ以外にも非公式のダウンロードサイトがありますが、セキュリティの観点からおすすめできません。
GoogleやAppleはアプリを厳しい審査で選別されますが、非公式はこのチェックを受けていません。
何があっても自己責任になりますし、トラブルがあった場合は自分で対処する必要があります。
公式アプリストアでも、怪しい点がないか確認するとより安全です。
不安に思ったら、そのアプリの評価や開発会社を調べてみてください。
まとめ
今回はスマホ初心者さん向けに知っておくと便利な10個の用語を解説しました。
これらの用語を理解することで、スマホ選びや使い方の幅が広がります。
今回の用語を覚えて自信がついたら、次のステップに進みましょう。
それじゃまたね!