初心者におススメの重要な10の用語をピックアップ
スマホの用語はたくさんあって大変!
大丈夫!いきなり全てを覚える必要はありません。
覚えておくと役にたつ、重要なポイントを解説します。
通信キャリアとMVNO
キャリアとは、スマホのインターネット回線と通話機能を扱う会社です。
au、ドコモ、ソフトバンクが3大キャリアです。
通信が安定しているため、安心して使用できます。
会社の規模がとても大きく、ショップもよく見かけると思います。
そのため対面で説明や契約、修理の依頼などのサービスが受けられます。
MVNOとは、キャリアから通信網を借りて低価格で提供している通信事業者です。
一般的には格安simと呼ばれています。
店舗が少ないため、対面でのサポートが受けられない場合があります。
そういったサービスが手薄な反面、月々の料金はキャリアより安いことが多いです。
サポート重視ならキャリア
低価格プランならMVNOがおススメだよ
モバイルデータ通信
auやドコモなどの通信会社が提供する回線を利用し、どこでもインターネット接続ができる仕組みです。
各所に設置された電波を発信する基地局へ向けて、モバイル端末から電波を発信し通信することで、インターネットに接続されます。
基地局から出る電波は、届く範囲に限りがあります。
そのため基地局が少ない地域では、モバイルデータ通信の接続が不安定になり、インターネットの速度が低下することがあります。
災害のときにはドローン型の基地局を使って
被災地へ電波を届けることができるよ
容量制限
モバイルデータ通信は契約によって使えるギガ(データ容量)が変わってきます。
ギガを使い切ってもインターネット接続はできますが、厳しい速度制限がかかるため、メールのような軽い作業しかまともにできなくなります。
ギガは追加料金を払えば補充できますが、できるだけ計画的に使うことをお勧めします。
5G
5Gは、4Gに続く次世代の移動通信システムです。
5th Generationの略で、日本語では「第5世代移動通信システム」と呼ばれます。
移動通信システムとは、移動体(スマートフォン、タブレットなど)が、場所を移動しながら通信を行うためのシステム全体を指します。
5Gは高速道路でモバイルデータ通信は車と考えてね
5Gは4Gより広くて速度が出せるんだ
回線が混雑すると速度が落ちて不安定。
5Gは道幅が広いので安定した通信が可能に。
5Gは今までよりも高速な通信と、データの遅延が少なく性能が大幅に上がっています。
反面、5Gは4Gよりも電波の届く範囲が狭く、5G用の基地局も未だ建設を進めている段階です。
そのため、現段階では4Gの方が電波の安定度があります。
Wi-Fi
インターネット回線を無線に変換したものです。
モバイルデータ通信とは違い、光回線などを利用するためデータ制限を気にする必要はありません。
そのため、自宅などではWi-Fiの利用をおススメします。
二種類の帯域
帯域とは電波の通る道路のようなもので、帯域が広いほど速度が出ます。
2.4GHz帯: 電波の届く範囲が広く、障害物に強いですが、通信速度は5GHz帯に比べて遅いです。
5GHz帯: 通信速度が速く、同時接続数も多いですが、電波の届く範囲が狭く、障害物に弱いです。
通信規格
通信規格とは、別々のメーカーの機械同士がきちんとやり取りできるようにする「言葉」です。
例えば、スマホとパソコンでデータのやり取りをする際に、違う言葉(規格)だと通じません。
そのために、共通の言葉(通信規格)を決めて自由にやり取りができるようにしています。
Wi-Fiで使われる通信規格は「IEEE802」というもので、少しずつバージョンアップしてきています。
新しい通信規格ほど通信速度が速いです。
この名称は分かりにくいため、最近ではWi-Fi 6 のように呼ばれるようになりました。
基本的に通信規格には互換性がありますが、速度は古い規格に合わせられます。
異なる帯域(2.4GHzと5.0GHz)には互換性はありません。
セキュリティ
Wi-Fiは周囲に電波を飛ばすため、第三者に情報を読み取られるおそれがあります。
そのため、暗号化などのセキュリティ対策が施されています。
現在はハイレベルなセキュリティをもつ、WPA2、WPA3が主流です。
中でもWPA3は最新の暗号化システムで高性能ですが、対応機種の問題からまだ普及率は高くありません。
しかし、互換性の問題を解決すれば、WPA3へ移行する流れになるでしょう。
SSID
SSIDとは回線の名前のようなもので、これが分からないとWi-Fiを登録できません。
SSIDはパスワードとなっている暗号化キーとともに、Wi-Fiルーターに貼られたラベルで確認できます。
Bluetooth
BluetoothはWi-Fiより狭い範囲の無線通信です。
Wi-Fiよりも安定した接続と、省電力の少なさや持ち運びに向いてることがメリットです。
主にイヤホンやスピーカーやキーボードなどに利用されています。
ワイヤレス化によってケーブルが不要になるのも大きなメリットです。
ケーブルから解放されるのが嬉しい!
有線は不要になった?
有線接続は今でも現役です。
BluetoothはWi-Fiより途切れにくいとはいえ、状況しだいでは接続が不安定になることもあります。
また、Bluetoothイヤホンなどの機器は充電式のため、バッテリーが劣化したら使用できなくなります。
その点、有線は安定した接続ができますし、バッテリーも必要ありません。
音質もまだまだ優先の方が高いクオリティがあります。
そのため状況によって使い分けるのがいいでしょう。
Bluetoothのバージョン
Bluetoothは登場以来、バージョンアップを繰り返してきました。
そのため、バージョンごとの互換性が気になるところです。
バージョン3.0以前と4.0以降には、互換性がありません。
ただし、バージョン3.0は2009年に公開された古いもので、現在の機器に採用されることはありません。
現在の最新バージョンである5.0系列は4.0までと互換性があります。
5.4と4.0を接続した場合、4.0扱いでの接続となります。
GPS
スマホの現在位置を割り出すシステムで、測位方式とも呼びます。
複数のGPS衛星から発される信号を、スマホのGPS受信機が受信することで詳細な位置情報が分かります。
地図アプリなどはGPSがなければ、紙の地図と変わらなくなってしまうでしょう。
位置情報の精度は状況によって左右します。
スマホを節電状態、位置情報を高精度にするオプションがオフ、電波状況が悪い場所にいるなど。
これらはGPSの精度が下がる原因になるので気をつけましょう。
GPSはそれなりに電力を消耗するので、使用時以外はオフにするとバッテリーが長持ちします。
ただし、紛失したデバイスを探すためにはGPSがオンになってる必要があります。
測位方式の種類
GPSだと思っていたら
実際はGNSSだったなんてこともあるよ
USB Type-C ケーブル
スマホやタブレットなど幅広いデバイスで用されているUSBケーブルです。
スマホの充電やデータのやり取りに使用されます。
リバーシブル設計なので、上下を気にせずに接続できるところが嬉しいです。
Type-Cの規格
同じType-Cでも、USB 2.0、3.0、3.1 Gen 1、3.1 Gen 2などの規格があります。
簡単にいってしまうと数字が大きいほど通信速度が上がるなど性能があがります。
ただし接続する機器もこの規格に対応している必要があります。
Type-Cが3.1Gen 2、接続側がUSB2.0の場合はUSB2.0扱いとなります。
規格が合わなくても使えるのでそこは安心です。
他にもType-Aやmicro USBなどのケーブルがありますが、今は古いデバイスのために使う程度でしょう。
Lightningケーブル
iPhoneやiPadなどの充電やデータのやり取りに使用されます。
Appleの独自規格のケーブルで、Apple製品以外には使用できません。
見た目が特徴的なので、間違いにくいのは地味に嬉しいですね。
iPhone15ではLightningコネクタが廃止され、USB Type-Cが採用されました。
今後のiPhoneは、USB Type-Cに移り変わっていきそうです。
アカウント
スマートフォンやアプリを利用するために必要な、ユーザーの情報を登録したものです。
個人情報やクレジットカードを登録することもあるため、セキュリティを高めることが非常に重要です。
二要素認証というパスワードに加えて、別の認証方法(SMS認証、認証アプリなど)を用いる機能を使用するなど対策しましょう。
アカウントの作成については、こちらの記事で詳しく解説しています。
NFC
NFCとは非接触型の通信を行う機能で、中でもタッチ決済の機能が有名です。
日本ではNFCの規格のひとつ「FeliCa」が使われています。
おサイフケータイと呼ばれるものは、FeliCaが搭載されていることを意味します。
FeliCaでは楽天Edy、nanaco、WAONなどの電子マネーと交通系のモバイルSUICAなどに使用できます。
またAndroidではGoogleウォレット、AppleではApple Payに使用されます。
Androidではクイック設定パネルでNFCをオンにすれば使えます。
iPhoneでは「Thouch ID」か「FACE ID」の設定からオンにできます。
Felicaとスマホ決済は、この記事を読めば
バッチリ分かるよ!
まとめ
初心者向けの重要な用語を解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
これだけの用語を覚えれば、もう初心者は卒業ですね。
これからも、さまざまな基礎のお話をしていきますので、よろしくお願いします。
一緒にステップアップしていきましょうね。
それじゃまたね!
最初に覚えるべき用語も紹介しています。