はじめに
モバイルバッテリーとは、スマホやタブレットを外出先でも充電できる便利なアイテムです。
また災害時の備えとしても活躍するため、一つは持っておくと安心でしょう。
ただしモバイルバッテリーに使用される「リチウムイオン電池」は扱いかたによっては劣化したり、発火などの危険もあります。
正しい使い方を覚えて、安全にモバイルバッテリーを利用しましょう。
モバイルバッテリーのメーカー
モバイルバッテリーはさまざまなメーカーから発売されています。
しかし前述した通り、内蔵されているリチウムイオン電池は扱いを間違えると危険なものです。
値段だけで判断せず、信頼できるメーカーを選ぶことをおすすめします。
ここでは有名なメーカーとして、Ankerとエレコムを紹介します。
Anker
長年モバイルバッテリーの市場での実績があり、その高い品質とコストパフォーマンスから人気のメーカーです。
さまざまな機能や容量のバッテリーがラインナップされており、用途に合わせて選択できます。
シンプルかつスタイリッシュなデザインが多く、持ち運びに適しています。
エレコム
国内ブランドのエレコムは、比較的リーズナブルなモバイルバッテリーを展開しています。
Ankerと同じく、多くの商品が展開されており、需要にあったモバイルバッテリーを選ぶことができます。
モバイルバッテリーの容量
用途に合わせた容量を選ぶことで、より便利に扱うことができるでしょう。
モバイルバッテリーの機能
モバイルバッテリーには単純な充電以外に、さまざまな機能が搭載されている場合があります。
用途にあったモバイルバッテリーを探しましょう。
モバイルバッテリーの管理
モバイルバッテリーは適切な管理を行わないと劣化することがあります。
50%を目安にして保管する。
0%のまま放置すると、使用できなくなる可能性があります。
長期保管する場合はバッテリーを50%前後にして、2~3ヵ月おきに充電しましょう。
適度な温度で保管する。
リチウムイオンバッテリーは暑さや寒さに弱いので、適度な温度で保管すると劣化を抑えられます。
強い衝撃を与えない。
強い衝撃によって内部が損傷すると、発火の原因となる場合があります。
モバイルバッテリーの廃棄
モバイルバッテリーには寿命があります。
保管状態や使用状態によって異なりますが、数百回の充電が限度といわれています。
注意として、モバイルバッテリーは不燃ゴミとして捨てることはできません。
作業員のケガや火災などの事故につながりますので、絶対にやめましょう。
使い終えたモバイルバッテリーは以下の場所で回収しています。
※自治体によって変わることがあります、事前に確認してください。
膨張したモバイルバッテリー
モバイルバッテリーを長期間放置していると、知らないうちに膨張していることがあります。
酷いときにはカバーが外れるほど膨らんでいることも。
こうなると、いつ破裂して火災を引き起こしても不思議ではありません。
非常に危険なのですぐに廃棄してください。
ただし膨張したモバイルバッテリーは回収を断られることがあります。
回収方法は自治体によって異なるため、地域ごとに調べる必要があります。
例として札幌では、札幌市役所本庁舎12階(循環型社会推進課)、清掃事務所、地区リサイクルセンターなどで回収してもらえます。
地区によっては、回収方法がはっきりとしないこともあるようです。
モバイルバッテリーは消耗品と考えて
膨張する前に廃棄する方が手間がかからないよ
定期的に買い替えるようにしてね
注意点
充電しながらスマホを使わない
モバイルバッテリーで充電しながらスマホを使うと、バッテリーを劣化させるおそれがあります。
充電したまま放置しない
バッテリーを充電したまま放置すると劣化の原因となります。
飛行機での持ち込みについて
リチウムイオン電池は、飛行機へ搭乗の際に「預け入れ」はできません。
手荷物としては以下の条件で持ち込みできるか変わります。
100Wh(27,027mAh)以下の場合は、持ち込み可能です。
160Wh(43,243mAh)以上だと、機内持ち込みが禁止されています。
一般的なモバイルバッテリーなら問題なく持ち込みできます。
ただし個数制限が設定されている場合があるので、事前に確認しましょう。
おわりに
モバイルバッテリーは一つあるだけで、普段の生活から防災まで幅広く役立つアイテムです。
この記事を参考に用途に合ったバッテリーを見つけてください。
ただしモバイルバッテリーには寿命があり、膨張などのリスクも存在します。
定期的なメンテナンスや買い替えの検討などを行いましょう。
それじゃまたね!